2006年 11月 06日
恩師の死ーGRANDMASTER IS DEAD-
店主の死を突然知らされた。(まだ60歳くらいのはず・・・)
そこは札幌で最初のHIP HOP CAFE。18年も前にあったお店。
知り合った頃はまだFMノースウエーブがなく、AIR GがFM 北海道だった頃の唯一のフリー
のディレクターだった。フリーで週に7本も番組を持っていた凄い人でした。
彼の周りにいた人たちは札幌有名人ばかりで、いまでも皆それぞれ活躍し自分にとっては
大先輩ばかり。彼がいなかったら皆に知り合えていなかった。わたりをつけてくれた恩人
です。
HIP HOPを聴くということを教えてくれた人でもあります。おしゃれで寡黙でやさしい人でし
た。
訳があって、札幌からしばらく出ることとなり、自分は不必要となったレコードをいただいた。
(自分の手元にあるJAZZのレコードはほとんど彼に頂いたものです。)
その時の言葉は忘れられません。
その後、札幌で2度ほど偶然お会いして楽しく音楽の話をしたのが10年くらい前・・・。
それっきりあっていない。その後は札幌以外で頑張っているんだろうなと思っていた。
しかし、先月の27日に部屋で心臓発作で亡くなったという知らせが・・・。
-札幌に居たんだー
そう思った時やるせなくなった。彼の親友に当たる人に9月にお会いした時、「彼は今何をして
いるの?」と尋ねたが、「わからない・・・」と言っていたので自分の中ではそれっきりになって
しまっていた。これもなにかのメッセージだったのかと思ってしまう。
先々週の事なので、もうすでに葬儀は終ってしまったらしい。親族だけの葬儀だったよう。
もう一度お会いしたかった、そして線香をあげたかった。そう思い目をつぶると彼との思い出
が映し出される。
感謝の気持ちでいっぱいです。
また皆であいたかった。
俺にとってはオヤジ。GRANDMASTER。
彼は今の駄目な札幌をどのように見ていたのだろう。
天国から見守り続け、俺達にメッセージを送り続けて欲しいです。
託されたレコードをかけ続ける事で弔いにしたいと思います。
俺に音楽を教えてくれた恩師・・・FOREVER!
自分は生きてる間にどこまで追いつけるか頑張ります。
今まで本当にありがとうございました。
合掌